物の「好き嫌い」というのは極めて主観的・個人的なものだ。例えば、どうしてその時計が好きなのか、といくら具体的な理由を考えて掘り下げていったとしても、結局は「好きだから」ということに尽きてしまう。

それに対して、物の「良し悪し」というのは、知識や経験を積めばある程度判断出来るようになる。例えば、本やネットで情報を仕入れたり、よい時計をいくつか見たり触ったりすれば、自然と良い物がどういうものなのかが分かってくる。また、良し悪しを定義することは、それを聞いた人が納得出来るかはさておき、それほど難しくはない。
すなわち、物の好き嫌いは個人の感性に依り、良し悪しは知性に依るものだ。

しかし知性と感性は別個独立の存在ではない。
知識を深めていくほど感性は磨かれ先鋭化していくし、研ぎすまされた感性は知性を刺激し高みへと導く。両者は相互作用するものだ。

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